まる と 伝次郎

 新年早々、家族が増えた。伝次郎である。わが家の2代目パグ犬として、1月6日、迎えた。

伝次郎は去年の11月11日、以前からお付き合いのある市内のパグ愛犬家のもとで6頭一緒に生まれた。そのお宅には、すでに両親と半年先に生まれた兄姉4頭がいる。さすがに、12頭は面倒を見れないため、今回の6頭は手放されるというので、1頭を譲り受けた。生後56日。

伝次郎はにぎやか大家族で育ったため、最初の日は周りをキョロキョロして戸惑っているようであった。しかし、すぐにお山の大将に。まだ離乳食だが、食欲も旺盛。独壇場になったわが家の中を走りまわっている。

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 パグは顔がぺちゃんこ、短足で格好が悪い。愛犬家の間でも人気は高くない。しかし、強情で頑固な分、プライドも高く、唯我独尊的な気高さをもっている。だから、わが家は犬を飼うならパグと決めていた。

そんなわが家に初代パグ犬「まる」を迎えたのは、13年前であった。まるは大阪生まれの大阪育ちだが、6年前、私は単身ふるさとに戻ってきた。3年後、まるも合流してくれた。

まるはすでに10歳の老犬であり、静かに老後を送っている大阪から、私の都合で環境を変えさせるのは気の毒であった。しかし、まるはたぶん渋々であったであろうが、付いて来てくれた。

まるは以前にように走り回るような体力はなく、ヘコヘコ歩きだったが、それでも四万十川の土手の散歩は喜んでくれていた。しかし、1年もたたないうちに、食事を食べなくなり、どうもおかしいと思って病院に連れていったら、末期の肝臓がんとの診断で、3日後、あっけなく逝ってしまった。動物的本能というのだろうか。それとも、家族に心配をかけたくなかったのだろうか。まるは最後まで病気を隠していたのだ。11歳であった。

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まるの存在が大きかっただけに、しばらくは次を迎える気にはならなかった。あんなに家族思いだったまるに、申し訳ないと思った。

この年末、私らは同じ市内の実家に戻った。ここを「終の棲家」に決めた。その直後のタイミングで今回の話をもらった。

もういいよと、まるも許してくれたのであろう。

もちろん、2代目も、まると同じ男の子にした。
名前は幸徳秋水の本名からもらった。

100年前、自由、平等、博愛の旗を掲げ、時代の先覚者のなった郷土の先輩に負けないよう、誇り高く、生きてほしいと願っている。

まる、ありがとう。

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プロフィール

Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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