3.11 映画「日本と原発」

 きょうは3.11。あの日から4年。
 四万十市では、去る3月8日、「3.11 メモリアル 高知・四万十集会」を開いた。主催は、市民グループ「脱原発四万十行動」。映画「日本と原発」上映、市内デモ行進、討論会(スピーカー4人、木村俊雄、島岡幹夫、山崎秀一、山下正寿)があった。この中で、私が最も刺激を受けたのが、映画「日本と原発」。副題は「私たちは原発で幸せですか?」

この記録映画は、河合弘之ら弁護士グループが製作(監督も河合弁護士)。弁護士が映画をつくることはめずらしいが、それだけに見応えがある。2時間15分があっという間であった。

河合弁護士は、大飯原発再稼働差し止め裁判の担当弁護士。この裁判では、昨年5月、福井地裁が原告の主張を全面的に認めた判決を出した。原発は事故が起きたさいのリスクを考えれば、再稼働をすべきではないという、きわめてまっとうな判決であった。この判決を導いたのが河合さんら。裁判は論理と実証で争う。弁護士がつくる映画には、原発の再稼働を認めてはならないことの「論理と実証」が明快に示されている。

1953年、国連総会で「原子力の平和利用」が発信されて以降、国をあげて原子力開発に取り組んできた日本。「夢のエネルギーが明るい未来をつくる」と信じて疑わなかった。しかし、3.11で、その夢は無残に砕かれた。

 フクシマからの避難は、地震津波でガレキに埋まりながらも生きていた人々の救出作業を放棄して行なわれた。その無念、無慈悲を浪江町長が涙ながらに語っている。故郷を追われても、帰るあてもない人たち・・・「国破れて山河なし」

いま、国内の原発54基はすべて止まっている。電気は足りている。なのに、なぜ再稼働の必要があるのか。そこには「原子力ムラ」の事情がある。このムラの目的は電気をつくることではない。原発をめぐる利権構造が、そのまま国の支配構造につながっている。その図式をチャート図でわかりやすく解説。

 
世界では、アメリカ、フランスなどにも原発がある。しかし、両国は地震がない国。かたや、世界地図で真っ赤に塗られた地震の巣の日本列島。

原発廃棄物(核のゴミ)の処分方法も決まっていない。「トイレのないマンション」と同じ。原子力規制委員会は「原発を再稼働させるための委員会」。

最近も明らかになったフクシマからの汚染水の、海への垂れ流し。なのに、安倍首相はオリンピック誘致のためには「完全にコントロールされている」という大ウソをつく。

何万年という核の生命力に比べれば、たった4年など、ほんの「まばたき」に過ぎない。しかし、日本人は、はや3.11を忘れようとしている。いや、忘れさせられようとしている。巨大な再稼働キャンペーンの流れに易々と乗せられている。

この映画は「脱原発を学ぶ」映画。
きわめてわかりやすい。ぜひ多くの方に見てほしい。
映画の貸出大歓迎だそうです。
全国での自主上映をお勧めします。

まず、この映画ホームページをごらんください。
http://www.nihontogenpatsu.com/


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物凄く頭の良い人が何のしがらみもなく作ったドキュメンタリーですね。



http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/157915

いつも本文が長い 端的にお願いします


プロフィール

Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
幸徳秋水を顕彰する会事務局長。
FB(フェイスブック)もやっています。

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