オスプレイ と 伊方原発

7日に高知県で行なわれた「日米共同総合防災訓練」にオスプレイは来なかった。過去2回は「天候不良」でドタキャンになったが、今回は直前にハワイで墜落事故を起こしたことから、事故の原因究明がきっちりとなされていないなかでは「困難」と、県側が事実上の拒否の姿勢を示したからであろう。

県民の命と安全に対して責任をもつ知事の判断としては正しかったと思う。

 一方、先月、国の原子力規制委員会は愛媛県伊方原発3号機再稼働にかかる安全審査において、事実上の「合格」を出した。これに対する高知県知事の態度はきわめてあいまいである。

5月26日の定例記者会見では、「私の態度はまったく白紙」という一方で、「やむをえない事情で、原発を再稼働せざるをえない時期がくるかもしれない。そこは一定覚悟をせざるをえない」と、事実上容認姿勢を示している。

伊方原発から高知県までの距離は、わが四万十市と梼原町までが最短で50キロ圏内。四万十川の愛媛県側支流広見川の源流域は30キロ圏内である。 

福島第一原発事故はいまだ収束をしておらず、汚染水の海への垂れ流しは続いており、10万人以上が避難したまま。

ならば、原発事故の原因究明がキチンとされないままでは、伊方原発の再稼働も「困難」で あると、なぜ言えないのだろうか。

県民の命と安全を守ることでは、オスプレイも伊方原発も同じであると思う。

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高知新聞 「声ひろば」 投稿 2015.6.13


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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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