父が残した戦場日記

  いま黒潮町あかつき館(上林暁文学館)で企画展「父が残した戦場日記」が開かれている(~3月27日まで)。

この「戦場日記」については、私は2014年8月15日このブログで「英霊たちの叫び」として紹介した。日記はその年、娘さん(花井睦さん)の手によって出版をされた。

→ http://hatanakamura.blog.fc2.com/blog-entry-101.html

大方町(現黒潮町)出身の倉橋一美さん(昭和18年、ニューギニア戦線で没)が戦場で書いた日記が、アメリカ兵によって持ち帰られ、戦後昭和31年、遺族(母、夫人、子供)のもとへ、届けられたというもの。日記(手帳)には望郷の叫びがいたましいほどに綴られている。

今回の展示では、その日記のほか、そのアメリカ関係者と交わした手紙などが展示されている。敵味方の恩讐を超えた友情をみることができる。

ところで、このほど新たな事実がわかった。昨年NHK海外ニュースで取り上げられ、HNK記者の追跡調査によって。

この日記(手帳)は、アメリカ兵が戦利品として倉橋さんの遺体から持ち帰ったものと誰もが思っていたが、事実は、その時、倉橋さんはまだ生きており、息も絶え絶えの手で、アメリカ兵に日記を託したものであった。そのことが当時のアメリカ地元新聞に書かれていた。

倉橋さんはまだ生きていた。それだけに、むごい。

2月6日には、この日記のことが広く知られるきっかけとなった高知新聞連載「祖父たちの戦争」を書いた福田仁記者による講演会も、あかつき館で、あった。花井睦さんも一緒に話をされた。

多くの方に、この展示を見てほしい。

日記はこの展示が終わったら、東京九段にある戦病者資料館「しょうけい館」に展示されるとのことである。

「しょうけい館」→ http://www.shokeikan.go.jp/

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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