幸徳秋水墓前祭

 幸徳秋水を顕彰する会では、1月24日、恒例の幸徳秋水刑死106周年墓前祭を開いた。

毎年この日は寒い日になる。去年は大雪になった。今年も前日は、今季はじめての本格的な雪が降ったので心配したが、当日は寒くはあったが、雪は時々ちらつく程度でおさまってくれた。

今年も約70人参加。久保会長は、昨年、秋水の孫が刑死105年にして、はじめて墓参にみえたことは感動的であったと、あいさつ。続いて「追悼の言葉」を述べたあと、幸徳家縁者から順次、献花をしてもらった。

愛媛からは、坂本清馬と生前交流があったという宇都宮さん(86歳)も見えられた。

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スピーチは、縁者の稲村知さん(姫路)、木戸秀雄さん(地元、木戸明ひ孫)、高知市自由民権友の会の岡村正弘さん、の3人。それぞれ、秋水への思いを語ってもらった。

安保法により日本が戦争できる国になり、さらに思想弾圧につながる共謀罪が国会に提出される中、秋水が唱えた非戦平和を実現する努力を誓い合った。

今年は直前に、秋水墓を含む幸徳家および、坂本清馬、師岡千代子など、まわりの墓すべてを水洗いしたので、見違えるようにきれいになった。

また、清馬墓、木戸明墓にも、説明板をはじめて設置した。年間を通して、全国からみえる多くの方々にも、気持ちよく、わかりやすく墓参をしてもらえることだろう。

墓前祭終了後は、会場を市立文化センター会議室に移し、別役佳代さん(土佐史談会会員、元県立文学館学芸課長)による記念講演会「田岡嶺雲と幸徳秋水」を開いた。

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田岡嶺雲は、秋水と同年代で同じ高知県出身(高知市)、一時は万朝報同僚であり、生涯の「畏友」であったが、秋水に比べると忘れられた存在になっている。秋水に近い思想をもっていたが、運動からは一線を画していた。

私自身、秋水との接点部分の嶺雲しかしらないが、嶺雲は思想家であり、文学者、俳人でもあり、奥行きが深いことを教えてもらった。恋愛においても、拙い秋水とは違い、情熱的であり、人間味を感じる。

それこそ雲のようだった嶺雲の輪郭がはっきりしてきたので、代表作「数奇伝」を読んでみようと思う。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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