点検 四万十市政(4)

5. 絆を結ぶまちづくり ― 対話と協調

〇 地域づくり支援員制度

過疎高齢化が進む中で、住み慣れた地域で生活が続けられるよう、保健・医療・福祉連携事業とも照準をあわせ、市内16地区に市の若手職員を「地域づくり支援職員」として任命配置した。

地区の将来をともに考え悩む中で、自らも「地域のために役立つ公務員」としての使命を自覚し、成長してもらいたいとの期待もあった。

2011年に、16地区、36名を配置し、さらに2地区4名を増員した。支援職員は、各所属部署で本来業務をかかえた中での兼務であり、かなりきついものであったが、それぞれがその使命を自覚し、自主性をもって、生き生きと取り組んでいた。各地域からも歓迎、期待されていた。

しかし、現在は休止状態になっているようである。

〇 地域おこし協力隊

2012年8月、本市の中山間地域の活性化に意欲がある人材を都市地域から募集し、地域おこし協力隊として3名採用(期間3年)し、西土佐地域に配置した。

当時は全国的にもまだ採用が少なかったことから、同年10月から始まった連続ドラマ「遅咲きのヒマワリ」のモデルにされ、話題になった。

3名のがんばりもあって、地域でも歓迎されたことから、現在は6名(西土佐4、中村2)に増員されている。

〇 ふるさと応援団

地元出身者や四万十大好き人間を登録して、ネットなどで情報発信交流をおこない、四万十市の宣伝やふるさと納税につなげようと、四万十市ふるさと応援制度を2010年度から始めた。在任中に登録1300名を超え、現在は1700名程度になっているようである。

しかし、相互交流については、当初は本市からのネット発信は毎月2~4件行っていたものが最近は毎月1件になっているほか、当初は団員から届く情報を「団員からの便り」として市広報に毎月掲載し市民にも公開していたが、最近は掲載されなくなっている。双方の情報交換があってこその交流であり、より工夫改善が必要と思われる。

また、関東と関西在住の団員とは、こちらから直接出向いて交流の場を設け、その中で、関東については、地元出身者の会である「関東幡多四万十会」が誕生し、合同交流会がいまでも続いているが(計5回)、関西については2012年の1回きりで、その後は行われていないことは気になるところである。

一方で、市は2016年度から、新しく「四万十市観光大使」制度を設けた。主旨は「ふるさと応援団」と同じであるので、両者の整合性と役割分担をどうしていくのかが今後の運用課題になると思う。

〇 FB交流(フェイスブック)

ネット社会の進展とともに、SNSによる情報発信は近年きわめて需要になってきていることから、市として2012年10月からインターネット交流サイトFB(フェイスブック)に登録した。

同月から、テレビドラマ「遅咲きのヒマワリ」が始まったこともあって、「いいね」(友達)はすぐに1000名を突破、現在は2300名に達しており、県下市町村の同じサイトでは断トツのトップである。

私個人も同時にサイト登録し、いまでも毎日発信につとめている。
四万十市議会も昨年から同サイトに登録している。


4. 誇りをもったまちづくり ― 歴史・文化・教育

〇 文化センター建設
 
 昭和44年に建設され、老朽化したままの文化センターの建て替えは、中村市時代からの課題であるが、財政面、用地面の問題等から永年棚上げ状態に置かれてきた。

私はこの課題に着手するために、本市にふさわしい文化施設はどういうものかについて市民各層に議論をしてもらうため2012年度に「文化の入れもの研究会」を立ち上げ、答申をえた。

そのうえで、まず建設資金の確保が必要なことから、2013年度に文化センター建設基金を設け、初年度1億円を積み立てた。しかし、翌年度(現市政)からは積み立てが止まっている。

一方で、建て替え用地(現位置を含め)については、私の代では選定までにはいたらなかったが、その後市内右山の市立公民館に隣接するJA高知はた中村支所との合築構想が浮上しており、昨年から両者協議が進んでいるようである。

この案には私も賛成であり、ぜひ実現をしてほしいと期待しているが、昨年のうちには協議結果がまとまると議会でも公表していたのに、いまだに発表をされていないことから気になるところである。

最近、高知県下JA合併一本化が決まり、JA高知はたも参加することになったことから、その影響を受けるのではないか心配をしている。

〇 武道館建設

為松公園への登り坂中腹にあった木造の旧武道館が老朽化し使用に堪えなくなったことから、市内武道団体などから新たな武道館建設の強い要望が出ていた。

一方で、安並運動公園内の屋外プールは長年閉鎖されたまま、あとの利活用(プール新設も含め)が決まっていなかった。

そこで、プールを撤去し、その跡地に新たな武道館を建設することにし、2012年度事業着手。現市政になってからも計画通り工事が進み、2014年度完成した。

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プロフィール

Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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