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早坂暁

脚本家の早坂暁さんが亡くなった。88歳。

最近はいいテレビドラマが少なくなったと思っていたところだった。以前には、いいドラマがたくさんあった。

といっても、当時は私もいまより若かったのでよくわからないまま見ていたが、いまになってから、つくづくそう思う。

早坂暁の名前を知ったのは、ドラマ「夢千代日記」あたりから。続いて、「花へんろ」も。「事件」シリーズもあった。

学生時代のころの痛快時代劇「天下御免」も早坂作品だったとは、あとから知った。平賀源内さんだ。全部NHK。

山田洋次が映画にした「ダウンタウンヒーローズ」の原作も早坂さんだ。

「いいドラマ」とは、しみじみ考えさせる、人間の機微や本質に迫る作品といえるだろう。余韻が残り、記憶の中で発酵を繰り返し、芳醇な味が無限にかもしだされていく。

最近は、笑いやエンターテイメントばかり追っかけている。だから、見ているときは、それなりにおもしろくても、すぐに忘れてしまう。

そんな脚本家は少なくなった。山田太一は元気だろうか。最近作品を見なくなったので心配だ。

中村出身の中島丈博もそうだ。最近も何か書いているのだろうか。みんな、もう80歳代になっているだろうから、仕方がないことかもしれないが・・・

早坂暁は上林暁と名前が同じ、「暁」だ。ともに、ペンネーム。

早坂さんは、上林ファンだったと聞いている。上林の地元、旧大方町にも文学講演に来ている。名前は先輩上林からとったのではないかと思うが、これははっきりしない。

早坂さんは、上林のことを、四万十川の沈下橋のような人だと書いている。「激流を耐えて、流れがおさまれば、ふたたび水上に姿をみせる」「不愛想とも、頑固とも、愚直ともみえる」ところが、そうだという。

それは、早坂さんにも言えることだろう。

「夢千代日記」は原爆が影のテーマ。早坂さんは、目立たなかったが、平和問題とか、いろんな社会問題に対しても発言をされていたように思う。

ご冥福を祈ります。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
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