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稲嶺進さんを称える

 名護市と四万十市は友好交流をしており、2010年、名護市誕生40周年記念式典には招待され、翌年災害時相互支援協定を締結し、2014年友好都市サミットでは稲嶺進名護市長を四万十市にお招きしている。

この時は、私は四万十市長を降りていたので、市民に呼びかけ、公式行事終了後「名護市と連帯・交流する集い」を開き、稲嶺市長と屋比久議長(今回選対本部長)を激励させてもらった。

そんなおつきあいを通して、私は市民を大切にする市政をすすめる稲嶺さんの姿勢とその誠実な人柄にひかれたことから、今回市長選挙出陣式の前日妻と名護に入り、選挙事務所を激励し、3泊4日応援に動いた。

稲嶺さんは政治家から最も遠いタイプ。真面目、実直な市職員から、収入役、教育長をつとめた、もともと保守の人。訥々とした話し方で、とても演説向きではない。しかし、だからこそ堅い意志と信頼がにじみ出ている。

8年前、市議会保守系議員から、「辺野古を止めるにはアンタしかいない」と担ぎだされ、革新系はあとから加わった。いまのオール沖縄の原点だ。

今回相手候補は、経済活性化を叫んだが、経済は平和と安心があってこそ成り立つ。また、米軍基地は経済振興の最大の障害になっている。

稲嶺さんが市長になったことで、基地再編交付金はストップされた。しかし、この8年間で名護市の財政規模(予算)は287億円から382億円に増加。市の貯金にあたる基金積立金も38億円から72億円に。

県内11市の中で経済成長2位、中学卒業までの医療費無料化に最初に取り組み、国保税も一番安い。基地再編交付金に頼らなくとも、安心、安全、住みよいまちづくりを見事に進めてきた。

さらに50年先を見越したデザインを描き、「未来へ進む」「子どもの夢未来紡ぐ名護のまち」へ堅い決意に燃えていた。

しかし、選挙は票取り合戦。実績をあげ立派な政策のほうが強いとは限らない。どんな方法、手段でも票を多く集めたほう、奪ったほうが勝ちである。

相手はそこが巧妙だった。基地問題を一言も語らず、争点をぼかす。公開討論を逃げ、誹謗中傷、デマをたれ流す。さらに、権力、金力で組織団体を締め付け、囲い込み、期日前投票に送り込む。

勝ちさえすればいい軍隊は強い。政策はないほうが動きやすい。ポスターは顔と名前だけ。その場その場で、なんとでも言える。権謀術数、あらゆる手を使えるからだ。

両候補の人柄・資質の違いは歴然。まともには勝てないと相手は必死になる。こちらは「あんなヤツに負けるはずがない」というスキもあり、本当の敵(安倍政権)の終盤の総攻撃に耐えられなかった。

それでも稲嶺さんには自信があった。市民を信頼していた。

「辺野古はもうだめだというが、埋め立ては1%だけで、まだ止められる」
「争点をはぐらかされてしまった・・・」
目はうるみ、無念の言葉を絞り出し、崩れるように消えた姿を見て、私は心配になった。

しかし、翌朝、黄色ジャンバーに黄色旗をもって、子どもの見守りのために笑顔で交差点に立つ、いつもの稲嶺さんの姿があった。

稲嶺さん、ありがとう。たたかいはここから、たたかいはいまから。あなたの後ろには全国の仲間がいます。ともにがんばりましょう。

 高知民報 2018.2.18


 高知民報 稲嶺進2018.2.18



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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
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