石見寺山

 正月4日、石見寺山にはじめて登った。

山は比叡山、麓にある寺(石見寺)は延暦寺に見立てられている。まわりは旧東山村。中村の町を囲む後川(鴨川)の対岸にあたる。小京都の借景だ。

 私は5年前、ふるさとに帰り、毎日この山を眺めてきた。いつでも登れる、いつかは登りたい、近くて遠い山だったが、新年が後押ししてくれた。

 四国八十八霊場の石仏が道しるべとなっている山道は思いのほか険しかった。汗をかきかき、椎などの常緑樹の林をくぐり抜け、約一時間で頂上へ。

 視界がぱっと開けた。太平洋、四万十川河口、赤鉄橋、中村の街並、堂が森、北幡の山々が手に取れる。三六〇度のパノラマ。

 こんなにすごい景色が全国のどこにあるだろうか。

 灯台の下は暗い。地元のすばらしさは地元ではわかりにくい。山を降りると、正月帰省客のUターンラッシュのいつもの報道がされていた。

 風景や歴史、文化だけでは人は食っていけない。しかし、人は何に価値を見つけ、自らの存在意義を何に求めるのか。

 もう一度じっくり考える年にしなければならないと思った。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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