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四万十市議会議員に望む

四万十市議会議員選挙(4月8日告示、15日投票)が始まった。定数20を21人で争う、少数激戦だ。

市政運営にあたって執行部と議会は車の両輪。うまくかみ合わないと前に進まない。かといって、議会が適正なチェックをしないと、車はあらぬ方向に進んでしまう。議会の役割は重要である。

今回の選挙で私が期待するのは、活発な政策論争である。各候補が積極的に政策を出してほしい。

そのさい重要なのは、現中平市政に対する意見をはっきり言うことである。評価するにしても、しないにしても、具体的にその評価意見を述べること。

ちょうど1年前、市長選挙があったので、私は前市政を担わせてもらった立場から、中平市政を点検し、私の意見をこのブログに5回に分けて書かせてもらった。

 → http://hatanakamura.blog.fc2.com/blog-entry-336.html

私の見方は、いまも変わらないので、ここでは繰り返さない。

今回の選挙を迎えるにあたって強く感じるのは、私が市長を降りてからこの5年間、議会での議論が低調になっていることである。

私の時代は、議会は少数与党だったこともあってか、熱を帯びた議論が多かった。

野党議員からは大変手厳しい意見をもらった。私には納得ができない理由であったが、市長辞職勧告決議を受けたこともある。それだけ、執行部と議会がいい意味での緊張関係にあった。

しかし、現状は、与党圧倒多数になったこともあってか、まず議会質問をする議員が少なくなった。私のころ毎回厳しい質問をしていた何人かは、最近さっぱり質問しない。

議員が質問をしないということは、市民の負託を受けた自らの役割を放棄していることになる。これは与党であろうと、野党であろうと、同じである。

いまは議会のチェック機能が正常に働いていない、馴れ合い状態になっているといえる。

だから、どうみてもおかしい事業を執行部が提案をしても、その予算がそのまま通ってしまう。その代表例が昨年9月議会で予算承認されたワサビ栽培事業である。

ワサビと言えば、長野県や静岡県が産地であることからもわかるように、水量が豊富で、かつ夏場でも低い水温がキープされる場所でしか生育しないというのが常識になっている。

ところが、こともあろうに四万十川河口付近で栽培しよういう。地下水をくみ上げることによって。

しかし、四万十市は5年前、暑さ41度の日本新記録をつくったところ。いくら地下水といっても、河口付近では、水温はかなり高い。特に夏場は。こんな場所での成功例は全国にない。

リスク覚悟でやるというが、市の事業はギャンブルではない。個人の趣味、思い込みとは違う。こんな事業に約3千万円も市民の血税を導入するという。

仮に万が一つ、実験に成功したとしても、地下水を汲みあげるプラントには多大な投資費用がかかる。そんな高コストの事業に取り組む農家がいるとは思えない。

だから、議会でも反対意見が相次いだ。予算修正(カット)案まで出された。賛成意見を言うものはだれもいなかった。それなのに、予算は通ってしまった。「無言」の数の力によって。

いまの安倍政権の強引なやり方と同じである。

今回の市会議員選挙。前哨戦線をみるかぎり、政策論争は決して活発とはいえない。ただ、「よろしく」「お願します」だけでは困る。

自らの政策を具体的に述べること。特に、現市政への評価をはっきり言うこと。選挙本番では、これを望む。

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プロフィール

Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
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