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島根原発

7月18日~23日、山陰の島根、鳥取を訪ねた。主な目的は、私も会員になっている脱原発をめざす首長会議主催の学習会が21日松江で開かれたから、これに参加するため。

松江で開かれた理由は、いま島根原発3号機(中国電力)の稼働に向けた動きが山場を迎えているから。

島根原発とは

1号機は1974年稼働(電力会社の原発として3番目)したが、廃炉決定している。
2号機は1989稼動。運転停止中。
3号機は2005年建設開始し、ほぼ完成。中国電力はこれから稼働に向けた手続きを進めようとしている。

その特徴は、

1. 全国の原発の中で唯一県庁所在地(松江市)にある。市中心部までわずか10キロ。30キロ圏内(鳥取県も入る)に47万人住む。
2. 3号機は全国の原発で最大発電能力(137.3KW)をもつ。
3. 福島原発事故以降はじめての新規稼働(再稼働ではない)となる。

学習会には、地元で反対運動に取組んでいる島根原発・エネルギー問題県民連絡会のメンバーも多く参加した。(約120人)

挨拶 三上元・前静岡県湖西市長(首長会世話人)
現地報告 保母武彦・県民連絡会代表(島根大学名誉教授)
講演 安田陽・京都大学特任教授「再生可能エネルギーの最大導入とその障害」
報告 村上達也・前茨城県東海村長(首長会世話人)「日本電源が事前了解権を認めるまで」

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安田教授は、再生エネルギーは世界の主流になっており、日本でも拡大しているものの一気に増えないのは、電力会社が送電線利用を「行列ができるガラガラの蕎麦屋さん」のように、余裕があるのに使いにくくしているため、と説明。

村上前東海村長は、今年3月、東海第2原発の再稼働にさいしては、立地の同村だけでなく30キロ圏内の4市(水戸、日立、那珂、ひたちなか)の同意が必要とする画期的な協定(安全協定)を日本電源と結んだ経過について報告した。

東海第2原発をめぐるこうした新たな動きを受けて、いま島根原発で問題になっているのは、中国電力は、立地の松江市(および島根県)だけでなく、30キロ圏内の他の5市(島根県=出雲、雲南、安来、鳥取県=境港、米子)とも同様の安全協定を結ぶべきだとする声が高まっていること。

原発事故がおこれば、立地市町村もその他も関係ない、同じ被害を受けることは、福島事故で証明をされている。

首長会議は、当日、このことを要求する声明を発した。

学習会終了後は、県民連絡会の集会に参加。上記5市の行政および議会の状況報告等が議員中心にそれぞれの地元からなされた。松江駅周辺をデモした。

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そのあと交流会にも参加したが、うれしかったのは北川泉先生(元島根大学学長)の名前が出たこと。北川先生は、県民連絡会結成時の会代表であられたそうだ。最近は体調を崩されているとのことで、当日も参加はされていなかった。

北川先生は、四万十町(旧大正町)出身であり、以前里帰りされたさい、私も2度お会いしている。四万十市富山地区が地元産米から地酒「とみやま」をつくったのは、同様の地酒を島根県でつくり、地域おこしにつなげたことを、紹介されたことに始まる。酒を通して両地の交流をおこなっている。

翌22日は、鳥取市米子市で緊急集会が開かれ、三上元首長会議世人が話をされるというので、これにも急遽参加をした。

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宍道湖と中海は、島根、鳥取をつないでいる。両県の結びつきは、地理的、歴史文化的にも深い。特に鳥取県西部の米子周辺は、松江と同じ経済圏を形成している。

全国の原発反対運動において、二つの県の住民が同じ地元として、手をとりあって取り組んでいるのは、ここだけではないだろうか。心強い・

いまさら新しい原発を動かすとは時代錯誤。
宍道湖、中海を守ろう。

愛媛県と高知県だって手を組まなければならない。
大きな勇気をもらった。

http://mayors.npfree.jp/?p=5930



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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
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