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NUMO

NUMOとは原子力発電環境整備機構の略称。原発から出る高レベル廃棄物(核のゴミ)の最終処分場を決め、運用することを目的に、電力各社の出資で、2000年につくられた組織である。

今年最後のブログに、物騒なNUMOについて書きたくはなかったが、11月21日、四万十市でNUMOによる最終処分場にかかる「対話型全国説明会」が開かれ参加したので、遅くなったが書き留めておきたい。

同説明会とは、NUMOが最終処分場を全国のどこかに選定するにあたり、立候補してくれる自治体を促すために、その理解を得たいとして、処分の仕組みなどを説明するものである

これまで主に県庁所在地で開いてきて、高知県ではすでに高知市で2回開いている。しかし、今年度から、県庁所在地以外でも開くことになり、本市が選ばれたもの。

参加は事前申し込みをすればだれでも可。私は高知新聞記事で知ったので、電話で申し込んだ。

当日の時間は18:20~20:30。何人ぐらい来るだろうかと思ったが、参加者はわずか9人。半分ほどは知った顔ぶれだった。NUMOと経産省からは、5,6人来ていた。

最初にビデオで、地層処分の仕組みについて説明。あとは、5人と4人の組にテーブルを分け、質疑、応答の「対話」を行った。

昨年7月、NUMOは、地層処分において適地となりうる科学的特性を4区分に分け、公表した。最適地は、海岸に近く、火山や活断層のない地域。高知県では、室戸岬を除く海岸線はすべて最適地とされている。

この場で、幡多地域にお願いしたいと言うのかと思ったが、そうではなく、あくまで説明会で、お願いをするものではないという。

では、なんでこんなことを全国でやっているのかと聞くと、ガラス固体化したものを地層処分することがいま考えられる一番安全な方法である、ということの理解を得るためという。いわゆる、広報活動なのだ。

しかし、地下深くに埋め込んだとしても、放射能が消えるには数万年かかる。その間、100%リスクがないのかと言えば、だれも断定はできない。

そんなおっかないものを受け入れるところなんて出てこないと思いたいが、かつての高知県東洋町のように、財政に苦しむ自治体が莫大な交付金ほしさに、手をあげる自治体が出てこないとは限らない。

NUMOは特定の自治体に申し入れることはないと、いまは言っているが、裏では、いろんな手を使って、アプローチしていることは推測できる。

現に、これまで、旧東津野村、旧佐賀町では、水面下の動きがあった。全国の中でも高知県西部、とりわけ幡多は、最有力適地として、狙われているとみなければならない。

原発はトイレのないマンションと同じで、日々核のゴミが出てきている。現在、すでにガラス固体に換算して2万5千本分が、各原発に格納されている。

NUMOは当面1カ所4万本以上処分できるところがほしいと言っている。

そうのんびりとはできないはずだが、説明会では、淡々と現状を説明するだけで、ぜひとも、という熱意のようなものがまったく感じられなかった。

説明会の参加者は2回目の高知市でも17人だったというし、一所懸命集めようという努力も感じられない。ネットで公開し、新聞が紹介時期を書くぐらいだ。

高い費用をかけて、全国を回っているのは、地層処分先が決まらない現状では、ほかにやることがないのか。

私は原発に反対である。しかし、いまある核のゴミはどこかに処分しないといけないだろう。

政府は原発再稼働を進めているが、それなら、ゴミの捨て場のことを、政府自ら、国民に説明し、どこかを捜さなければならないはずだ。

国の財政問題と同じで、あとは野となれ山となれなのか。
この国は、無責任のかたまりである。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
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