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大逆事件処刑109回追悼集会

1月26日、上京し、標記集会に2年ぶりに(3回目)参加してきた。

この集会は、大逆事件で秋水らが処刑された直後、生き残った堺利彦らが集まり、無念の思いで同志を偲んだのが始まりである。活動が窒息させられた冬の時代も「茶話会」と称して、毎年密かに続けられた。

いまの形になったのは戦後で、「大逆事件の真実をあきらかにする会」が発足(1960年)してからは、同会主催で、管野須賀子墓のある正春寺(渋谷区代々木3丁目)で開かれている。

毎年1月、大逆事件に関連した催しをやっているのは、この集会と中村の秋水墓前祭。秋水墓前祭は今年は刑死「108」周年なのに対し、この集会は「109」回となる。

今年も全国から約80人が集まった。最初に、須賀子墓を全員で弔ったあと、寺のお堂の中で集会を行った。

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毎年この日に合わせ、同会の機関誌、「大逆事件の真実をあきらかにする会ニュース」の最新号が発行・配布される。今年も58号(80ページ)が配られた。

機関誌には全国各団体、個人から投稿があり、執筆者はたいてい参加をしているので、順次その内容に添って報告スピーチが行われた。

同会の山泉進事務局長(明治大学名誉教授)が「巻頭言」を書いているので、最初に開会あいさつし、司会もおこなった。

次に、この1年間の物故者への追悼の言葉を関係者が述べ、黙祷。今年は5人(森岡邦廣、池田千尋、藤原智子、柏木隆法、内田剛弘)。私は、幸徳秋水を顕彰する会初代会長であった森岡邦廣さんについてお話をした。また、2日前の秋水墓前祭の報告もした。

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新宮、岡山井原、大阪、京都(岩崎革也研究会)、新潟小千谷、真宗大谷派、国際啄木学会、平出修研究会などからも次々に報告。横浜事件再審裁判の原告木村まきさんからも。

新しい映画(ドキュメント)「熊野から」をつくった田中千世子さんからは映画紹介があった。新宮などではすでに上映をされた。

今年は平成最後の年であることもあり、会場から天皇制についての発言もあった。元号は天皇制の象徴である。

私は3回目の参加で、だいたい様子がわかってきたが、この集会は、何かを決めるものではない。人権弾圧のない社会をめざす活動に参加をしている、または関心がある団体、個人が集まり、それぞれの取り組みなどを報告し、交流をすることで、刺激等をもらいながら、自分たちの活動に活かしていくということ。

だから、大逆事件という名前をつけているが、それだけではない、幅広い人たちが参加をしている。

思えば、大逆事件から108年を過ぎたというのに、このような集会が続いているということ自体、天皇制の存続を含め、あの時代に秋水たちが提起した問題や、秋水たちの首をくくった社会構造のようなものは、いまだ根本は変わっていないということだろう。

最近の安倍強権政治がそのことを示しており、参加者みんな危機感をもっている。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
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