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国立のまち

1月28日、東京から戻る日、夕方の飛行機まで時間があったので、国立に行ってきた。4年ぶり。

国立は学生時代2年間住んだところなので懐かしく、時間ができた時など、以前から時々出かけている。

国立駅に着き南口に出ると、何か建物建設工事中。大きな看板に「赤い三角屋根の旧国立駅舎再築工事中」とある。

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そうか、そうか、よかった。

私たちの学生時代、国立駅といえば、おとぎの国に出てくるようなかわいらしい赤い三角屋根の駅舎であった。駅前はロータリーになっており、正面に大学通、左右に、旭通、富士見通と、放射線状にまっすぐの道が延びている。

その軸になるのが駅であり、赤い三角屋根は国立のまちのシンボルであった。

その駅舎は、国鉄がJRになり、だいぶ前、駅が高架になったさい、じゃまになった。一部に保存すべきであるとの議論や運動があったようだが、結局取り壊された。国立駅はどこにでもあるような殺風景な駅になってしまった。

前回4年前に来た時に、三角屋根が消えているのを見て、寂しく思った。

しかし、その時、行政の国立市がかかわって三角屋根を復元するような動きがあるということを耳にしたので、ぜひそうなってほしいと思っていた。

看板によれば、三角屋根は大正15年、駅ができた時からあったもの。国立市はこれを文化財に指定し、総事業費3億1千6百万円で復元事業に着手したのだ。

底地もJRから買収したという。工期は2018年6月~2020年2月。竹中工務店施工。

行政としてのすばらしい判断だ。国立市に拍手を送ろう。

母校一橋に向かって歩く。駅を出た右側にあった東西書店はなくなり、ドラグストアーに変わっていたが、その他は4年前と変わらないまちなみ。喫茶白十字や増田書店は学生時代のまま。洋書の銀杏書房も健在だ。

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名物の桜並木は冬枯れで閑散としているが、48年前、受験のために最初に降り立った時もこの季節だったので、イメージに合っている。

増田書店に入ると、地元プロカメラマンが撮った大学キャンパスの写真集があったので、買った。その中に、旧駅舎の写真が載っていた。そうそう、こうだった。

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大学構内は平日なのに閑散としていた。広い校内には、以前はなかった研究棟などがその後建っているが、赤レンガ造りで統一しているので、周囲の緑と調和をしており、全体の落ち着いた雰囲気は変わらない。兼松講堂は改修工事中。

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生協の食堂や書籍コーナーを覗いたが、やはり学生が少ない。試験中だろうか。「中村政則の歴史学」は1冊だけ置いてあった。

本館にも入った。以前学長室があったあたりは、事務室に変わっていた。

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恩師中村政則先生の研究室があり、そこでゼミを行っていた歴史研究棟(いまはどう呼ばれているかわからない)はそのままであった。

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私は国立の2年間は中和寮に住んでいた。(その前の2年間も当時小平分校内にあった一橋寮)

大学通り向かいの西校舎を通り抜け、中和寮に向かった。私らの時代は前期1,2年は小平分校であったが、その後、西校舎に移転。全学生が国立になった。

以前はほとんど建物がなかった西校舎は窮屈になっている。

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中和寮の建物はそのまま。しかし、時代を反映してか、玄関はセキュリティーロックがかかっていた。ブザーを押し、入れてもらい、管理人さんにいろいろ聞く。

いまは大学院生寮になっている。私らのころは2人で使っていた部屋は個室使用。食堂はなくなっていた。管理人さんも管理会社から派遣。寮の裏側のラグビー場はそのまま。

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以前の院生寮は西校舎にあり、ボロボロの木造であった。火がつくとすぐに燃え尽きると言われていた。

いまの学部生(1~4年)はみな小平の一橋寮。私らのころの一橋寮は4人部屋だったが、いまはこちらも個室とか。しかし、一橋寮には食堂はあるのだろう。あってほしい。

寮の良さは一緒の釜の飯を食うことで、団結や友情も生まれる。私自身、学生時代の思い出は寮のほうが多いし、いまもつながりをもっている友人は寮生が中心。

旭通を歩いて駅方面に戻る。途中に谷川書店という古本屋があり、いつも立ち寄っていたが、なくなっていた。ご主人が亡くなったためとか。思い出がひとつ消えた。

白十字に入り、コーヒーを飲む。学生時代は、敷居が高くて、なかなか入れなかった店だ。

国立はいつ来てもいい。思い出がいっぱいだ。

次に来る時は、赤い三角屋根の駅舎が復元されていることだろう。楽しみだ。

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三角屋根の旧国立駅舎




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プロフィール

Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
フェイスブック(FB)もしています。

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