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次郎物語

ジャガイモを掘りながら、NHKラジオ「すっぴん」を聞いていたら、懐かしい名前の池田秀一がゲストに招かれていた。

その名前は、私が小学校6年生のころのNHKテレビドラマ「次郎物語」の主人公次郎の少年役をしていた。

テレビの主題歌はペギー葉山が歌っており、

 ひとりぼっちの次郎はのぼる・・・
 ・・・
 次郎、次郎、見てごらん。
 松の根は岩を砕いて生きてゆく~

というフレーズはよく覚えている。

久しく名前を目と耳にすることはなかったが、ラジオインタビューを聞いて驚いた。昭和24年生れの池田は、NHKでは子役であったが、その後もずっと俳優として結構いろんなドラマに出ているそうだ。NHK大河ドラマや、民放「太陽にほえろ」など。しかし、その番組を見なかったからだろう。とんと気づかなかった。

最近は、声優としての仕事のほうが中心のようで、アニメ「機動戦士ガンダム」の主人公シャア(というそうな)の声役で有名とか。私にはまった縁のない分野であるが。なるほど渋い声だ。

私にとっては池田秀一というよりも「次郎物語」だ。NHK放送と、どっちが先だったかは覚えていないが、小学校6年の読書の時間に、担任の東近三子先生がこの本を読み聞かせてくれた。

先生が読んだあと、みんなも自力で読まされたような気がする。そして、その読書感想文を書かされた。

東近先生には、ほかにも作文をたくさん書かされた。それを時々文集にまとめてくれた。ある時の文集に、私の「次郎物語」感想文を載せてくれ、ほめられたことがあった。

「次郎物語」は下村湖人の自伝的小説で、幼少期から青年期まで全5巻書かれ、結局未完に終わった作品である。東近先生に読んでもらったのは、幼少期の第1巻の一部であったので、だいぶ後から全巻を読んだ。

私は、このブログを書いていうように、文章を書くことが好きとまでは言えないが、あまり抵抗もなく書けているのは、遡れば、東近先生に書かされた作文に行く着くものであり、その一つが「次郎物語」であったことは間違いない。

「次郎物語」には、そんな恩義がある。

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とても興味深い内容で、しかも、共感する、ところがたくさんです。
次郎物語も山田太一もです。
プロフィール

Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
フェイスブック(FB)もしています。

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