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白石草 フクシマ

福井県高浜町の元助役(地元をまとめる黒幕・ボス)が関西電力幹部20人に3.2億円のカネを渡していたことが明らかになった。

原発利権にむらがる産・官・政・学の「原子力ムラ」の内幕の一部が露見した。こんなことは以前から指摘されたいたところであり、やっぱりという感じで、いまさら驚かない。

菅官房長官、経産大臣が、言語道断、けしからんと記者会見をしているが、同じ穴(ムラ)のムジナなのに、何を言っているのかと、しらじらしい。

そんな中、フクシマを追及し続けているジャーナリストで、インターネット放送局OurPlanet-TV代表の白石草(はじめ)さんを迎えての講演会「3.11から9年目の福島の子どもたちの健康を考える」が四万十市立中央公民館で開かれた。(主催は脱原発四万十行動)

白石さんは小児甲状腺がんに着目し、ずっと追及している。話もこれに絞られた。

福島県では事故当時18歳以下だった県民38万人を対象に甲状腺エコー検査を実施し、以降も継続的調査が行われているにもかかわらず、その深刻な結果が世の中に隠されている。

たとえば、普通の地域ならばガン発症率は、100万人に1~2人なのに、福島では38万人に200人→100万人換算526人、であった。この数値は、チェルノブイリよりもはるかに高い。

甲状腺がんは潜伏期間が長いのが特徴。最初の検査では問題なくとも、2、3年後や9年目のいまになって発見される者も多い。継続調査の中で、深刻な数値が出てきているし、個別事例(手術で進学、就職断念など)もたくさん出てきている。

しかし、この検査結果の検討委員会(環境省所管、事務局県)は、これらの異常数値を原発事故との関連づけることを、徹底して認めようとはしない。

訳の分からない議論を繰り返す。例えば、異常値が出てくるのは調査方法に問題がある、治療の必要のないガンまで見つけてしまう、県民に無用な不安を与えてしまう、とか。

委員の構成に問題がある。委員は医学関係者中心だが、まともな意見を言う委員はごく少数であり、多数は原発の影響を過少に評価する国の意向に沿った御用学者である。特に、原爆被災地の広島、長崎の委員が問題。

甲状腺がんの権威で、現に多くの手術を執刀しており、深刻な実態を知っている福島県立医科大学の鈴木眞一教授は、数年前からさまざまな圧力で発言が抑えられている。

医大の関係者は、「隠そうとしているわけではないが、いろんなルールがあって言えない」、「本当のことを言うと子どもに迷惑がかかる」など、堅く口を閉ざし、なかなか取材もできない。

福島県内の報道機関も真実を伝えるのはタブーであり、県民世論もそうなっている。がん発症者、手術を受けた者も、まわりを気にして地元では事実を述べようとはしない。(県外に出れば、話してくれる)

福島県外にも大きな影響が出ているはずだが、その実態はわからなくされている。最近でも富士山の麓のキノコが非常に高いベクレル数値が出ている。静岡のお茶も高い。

安倍首相は、フクシマはアンダーコントロールされていると外国に言っているが、とんでもないこと。

来年夏のオリンピックにおいて、韓国は、選手村の食事が危険なので独自で調理する場を別にかまえると言っている。野球会場は福島県なので、野球チームは出場辞退するかもしれない。

この問題を、日本政府は「嫌韓」をあおるために、けしからんと言っているが、筋違いである。

原発汚染水の投棄が検討されているようだが、これの地ならしのために、いつの間にかマスコミは「汚染水」を「処理水」と報道している。

また、うず高く袋に積まれ、野ざらしにされている汚染土や草・枯葉は、全国の公共事業の工事現場に運ばれ、一般の土に混ぜ込められて道路、公園のブロック、壁などに使うことが検討されている。

このようにして原発汚染はさらに全国に、世界に拡散されようとしている。

甲状腺がんの問題も、潜伏期間を過ぎ、これからさらに大きな問題になってくるのに。

フクシマから9年目、日本人ははや忘れようとしている、いや忘れさせられようとしている。

白石草   2019092912580742c.jpg





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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
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