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 尾﨑県政12年を問う(2)

私は10月7日付高知新聞「所感雑感」コーナーに「尾﨑県政12年を問う」を投稿した。(同日付本ブログに転載)

きょう14日付高知新聞「声ひろば」欄に、香南市の方から「所感雑感を読んで」と題する投稿があり、私の投稿の中の集落活動センターについて触れた部分について、ご意見をいただいた。全文は末尾にコピーしたとおり。

自分の投稿に対して反応があり、ご意見をいただけることはうれしいことであるので、再度私の考えを述べさせていただきたい。

この方は、香南市の集落活動センターの代表者(会長)、まさに当事者のようである。

私の投稿の中の

「集落活動センターは私の在任中、市町村への事前の相談、協議もなくつくられた制度であり、中山間地にスポットを当てるその狙いはいいが、県が前面に出すぎると市町村の存在意義がなくなる。個別集落の実情、住む人の顔などは市町村職員が一番よく知っているのだから。これでは職員が育たない。」

の部分を引用されたうえで、ご自身のところの活動内容を紹介され、このセンターのおかげで集落活動に灯がともったと述べておられる。センターの設置を高く評価しておられることがうかがえる。

私の投稿に対する直接のご意見は書かれていないが、全体の文意からみれば、私が集落活動センターを評価していないとみておられるようであり、そのうえで、ご自分たちのセンターはうまくいっているので、実態をよくみてほしいとのご意見を書かれたものと思われる。

私の投稿は全体として尾﨑県政12年について辛口の評価を書いたことから、集落活動センターへの評価についても、この方のように受け取られても仕方がない面もあるが、私が言いたかったことがこの方には十分にご理解いただけなかったようだ。

集落活動センターは高知県が2012年度から始めた制度であり、過疎、人口減少が進む中山間地域において、地域住民が主体となり、旧小学校や集会所を拠点として、生活、福祉、産業、防災などの様々な活動に総合的に取り組む制度である。

こうした活動は、ともすれば陽が当たらない地域にスポットを当てるものであり、私は投稿でもこの制度の狙いについては「いい」ことだと書いているように、制度そのものは評価をしている。

私が言いたかったのは、この制度は県が単独でつくり(市町村への相談、協議もなく)、県が前面に立って主導していることに対する疑問である。

県の制度要綱では地元市町村と緊密な連携のうえおこなうと書いており、実際、運営面では一定の連携もみられるが、新規の地域指定や補助金の決定など、制度の根幹にかかる部分は県が決定するものである。

同センターは現在県下に56カ所。四万十市では「みやの里(大宮産業)」が9番目に指定されているので、こうした制度の実態を私は市長として経験している。

同センターの設置単位は小学校区(合併前)を一つの目安としているが、こうした集落への対応は市町村の各部門が日常業務として行っている。職員は住民の顔ぶれ、世帯構成だけでなく、各家の経済事情までよく知っている。

だから、新しい視点から集落活動センターをつくるとすれば、市町村に任せてもらえば、すぐに対応できる体制になっている。

普段は高知市にいてたまにしか来ない県庁職員よりも、地元の事情にはるかに詳しい。これは当然のことである。

県が市町村との連携と言うならば、市町村が前面に立ち、県が後方からサポートするのが自然である。そのほうが効果もあがる。私は投稿でもこのことを書いている。

私の投稿にご意見を述べられた香南市の方のセンターがいまうまくいっておられることは結構なことであるが、仮に県ではなく香南市が前面に立っていれば、よりうまくいっているのではないだろうか。

こうした視点からご意見をいただければありがたいと思う。

集落活動センター 2019 10 14
高知新聞「声ひろば」2019.10.14

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いちばん私が気に入らなかったのは談合して処分を受けた企業の指名停止の期間を軽減したこと。悪いことをしたら規則とうり罪を償う。あれは汚ない。
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Author:田中全(ぜん)
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