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小沢一郎 秋水墓参

11月20日、小沢一郎(現・国民民主党総合選挙対策本部長相談役)が幸徳秋水墓参をした。

小沢さんはいま行われている高知県知事選挙の野党統一候補松本けんじの応援のために高知県に入ったのだが、午後1時高知空港に着くと車で宿毛に直行。同じく政治家だった父佐重喜と縁の深かった林譲治(吉田内閣で副総理、衆議院議長)の墓参をした。高知市にUターンする途中で幸徳秋水墓に立ち寄った。

小沢さんには盟友の平野貞夫さん(元自民党参議院議員、土佐清水市出身)が同行。平野さんは秋水顕彰会会員であることから、小沢さんに秋水墓参を勧めてくれたのだ。

私はこのスケジュールを事前に平野さんからの電話で聞いていたから、宿毛で待ち合わせ。私の車で先導し、日も落ち、薄暗くなりかけた夕方5時、正福寺に着いた。顕彰会宮本会長ら6人が出迎えた。

私は小沢さんに大逆事件と秋水について簡単に説明。隣の坂本清馬墓や地元顕彰活動についても加えた。

小沢さんは、ふむふむといった感じで黙って聞いていた。秘書がもってきた花を墓前に差し、じっと墓に手を合わせた。

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小沢さんは、大逆事件や秋水についてはこれまで特に関心をもっていたわけではないようで、「不義や不正に対し闘った人なんだよな~」と言われた。

さらに、同行記者との政局についてのやりとりの中で、平野さんから秋水について教えらたことを話題にした。秋水は皇室を尊敬しており仁徳天皇の政治は社会主義と同じだと言っていたそうで驚いたよ、と満足そうに笑われた。

このことは、秋水の書「社会主義神髄」に書いてあり、秋水の若き頃の天皇観を示すものである(その後変わっていく)。

小沢さんは岩手の人。石川啄木が秋水思想の影響を受けたこと、原敬が首相時代、所属する政友会の高知支部が秋水を憲政功労者として表彰したことも、平野さんから聞かされたようだ。

小沢さんはテレビで見る通り、大物政治家ということがうなづける、近寄りがたいようなオーラを発しているが、語り口はひょうひょうとして人を引き付けるものが感じられる。顕彰会メンバーとの記念写真を頼むと気安く応じてくれた。

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小沢さんは30分ほどで、また車に乗り、高知市に向かった。顕彰会でまとめた秋水読本や秋水通信を資料として提供した。

大逆事件は桂太郎内閣が仕組んだもの。歴代首相の中で在任期間最長記録はこれまで桂太郎であったが、20日に安倍晋三が超えたその日に、小沢一郎が秋水を墓参したというのも政治の舞台裏の因縁というか、歴史的なものを感じた。

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小沢さんは東京から4人の同行記者を引き連れていた。宿毛では2人の地元記者(高知、朝日)も加わった。

平野さんによれば、選挙応援でマイクを使わないのが小沢流だそうだ。同行記者の取材に答える形で政局や選挙についてコメントをし、新聞に書かせる。それが応援になる。

宿毛の林譲治墓参は、1996年以来23年ぶり。父佐重喜は戦後第1回衆議院選挙で代議士になり、自由党で要職に。吉田内閣の大臣など。林譲治は副総理、衆議院議長などをつとめた人。吉田、林の宿毛人は政治の師であった。親の恩を忘れない政治家の義というものか。

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林譲治の父は自由民権家林有造で、秋水は16歳の時、家を飛び出し東京の有造の書生にころがりこんだ。有造は「立志社の獄」で弾圧、囚われ、盛岡で入獄したことも。そんな秋水、有造、岩手のつながりもある。

小沢さんは、林家墓、有造墓、譲治墓と三つ並ぶ墓の前で、記者からの「ぶらさがり取材」に応じた。

「 安倍内閣は桜の会のように権力を私物化、腐敗しきっており、瀕死の状態。内政、外交すべてに実績をあげていない。知事選では共産党候補でまとまったが問題はない。県民の抵抗は一部にはあるだろうが、乗り越えなければならない。年内に野党がまとまり、政権の受け皿を示せば、次の選挙では必ず勝ち、政権交代ができる。安倍内閣は吉田、林さんがつくった保守本流ではない。亜流だ。野党は保守本流の支持も得なければならない。」

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翌日の高知新聞には選挙情勢欄に、この記事が載った。さすが読み通り。

小沢さんは、翌日朝、松本けんじ事務所を激励訪問し、午前中の便で東京に帰って行った。

独特のオーラを残して。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
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