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すっぴん

8年間続いてきたNHKラジオ「すっぴん」が3月13日で放送終了した。

同番組は、ずっと藤井彩子(あやこ)アナウンサーがアンカー(司会)をつとめていたが、私が聴きだしたのは2年ほど前から。といっても家の中ではなく、たまに家の庭をいじったり、畑仕事をしたりする際に、である。

ラジオがいいのは、何か手作業をしながら聴けること。テレビでは画面に眼がとられるので、そんなことはできない。ラジオは一挙両得、お得感がある。伝次郎(パグ犬)の散歩の時にも、ラジオを手にもつようになった。

「すっぴん」の放送は月~金の午前8:30~11:50で、曜日ごとにパーソナリティー(相手役)が固定。

直近は、月=サンキュータツオ、火=ダイアモンド・ユカイ、水=能町みね子、木=川島明(麒麟)、金=高橋源一郎、であった。

みんな話に一癖、二癖ある、しゃべれるインテリタレントである。個性と主張がある。

私は、この中では、番組最初からつとめたという高橋源一郎(作家)が一番聴きごたえがあった。「源ちゃんのゲンダイ国語」というコーナーがあり、いろんな文学作品を紹介、朗読していた。

その中で一番印象に残っているのは、昨年、金子文子の獄中手記「何が私をそうさせたのか」。よくぞNHKがこの作品を、と思った。それは、そもそも高橋源一郎という社会派作家を使っていること自体がそうだ。

最終回は金曜日で高橋源一郎であったが、その席に、昨年あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」の芸術監督をつとめた津田大介が呼ばれていた。津田は以前2年間、この番組のパーソナリティーも務めたそうだ。驚いた。

いまのNHKは安倍政権に忖度しまくっている。権力を監視するという報道機関の役割を放棄している。

同じNHKであるから、ラジオも同じなのであろうが、まだましのような気がする。ニュースの解説等でも、オヤッと思うことが時々ある。テレビよりも深堀りしている。現場の裁量がまだ大きいのか。

ラジオもテレビも相手から一方的に情報が入ってくることでは同じであるが、ラジオのほうがまだコミュニケーションがとれるような気がする。相手の顔が見えない分だけ、言葉が心の奥に入ってくる。テレビでは登場しないような人物も結構登場する。

民放ラジオ(文化放送、高知放送)では、「アーサービナードの午後の三枚おろし」という番組(月~金)がある。アーサービナードはアメリカ生まれで、鋭く斬り込む。この前は、ズバリ、「アメリカは戦争で日本を手に入れた」と言っていた。

かつてテレビが社会に出現したころ、評論家の大宅壮一は「一億総白痴化」と言ったことは有名。私もそうなっている。

テレビを見ないのが一番いいのだろうが、もはやそれはできない。これからは、せめてラジオに少しずつシフトしていきたいと思っている。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。
フェイスブック(FB)もしています。

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