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コロナ政局7 専門家会議(3)

政府が新型コロナウイルスに関する専門家会議の議事録を作成していないことがわかり、問題になっている。

政府は、2月、対策本部内に専門家会議を設置。3月、新型コロナ感染を公文書管理ガイドラインに基づく「歴史的緊急事態」に指定している。

この間、緊急事態宣言を発し、最近いったん解除したが、またいつ宣言を発するかわからない、緊迫した状況が続いている。こうした国の政策決定は専門家会議の意見を聞いて行ったと政府は言っているし、基本は、その通りであると思う。

専門家会議は国民の命を左右する大変重要な役割を果たしている。

にもかかわらず、事務局にあたる政府(対策本部)がその議事録を残していないということは信じられないほどの失態だと思う。専門家会議は、2月からこれまで15回開かれているが、すべて非公開である。ならば、最低、議事録は残すべきである。

政府の言い分は、専門家会議は意見を聞く場であり、政策決定は政府が行うのだから、議事概要を記録しておくだけでいい、ということ。しかし、議事概要なら、誰がどのような意見を言ったかわからないし、政府に都合のいい部分だけ加工して記録に残すという操作をおこないやすいという懸念がある。

森友、加計、桜、検察庁長官定年延長、など、さんざん公文書の改ざん、隠ぺいをやってきたいまの政府なら、十分にやりかねないこと。

また、政府は、専門家委員が自由に発言をしやすいように配慮したためとも言っている。

しかし、報道によれば、副座長の尾身茂氏は「公開してほしい」「公開に問題はない」と発言している。自分の意見をオープンにされてこまるような人など、そもそも委員として失格である。そんな委員はいないと思いたい。

私は、2012年新型インフルエンザの時(民主党政権)の有識者会議の会長をつとめた尾身茂氏が、今回の専門家会議では副座長にまわされ、座長には脇田隆字氏(国立感染症研究所所長)が就いていることへの疑問を、何度も指摘してきた。

今回も公式的な場の記者会見、国会対応は、第一人者である尾身氏が行い、実質的な会長のような役割を果たしているにもかかわらず、にである。

今回の座長の脇田氏が所長をつとめる国立感染研究所は国(厚生労働省)の機関であり、脇田氏は国家公務員である。

議事録問題について脇田氏がどういう発言をしているのかについては、報道されていないのでわからないが、国家公務員ならば、国の方針に逆らえないということは、容易に想像がつく。

今回の専門会議の座長から尾身氏をはずしたのは、こういうことだったのかと思う。

今回のコロナの流行は、いずれ収まるだろう。しかし、また次の強敵がいつ襲ってくるかわからない。そうした時、今回の対策の問題点、反省点を検証することは大変重要である。そのさいのデータとして、専門家会議でどんな議論があったのか、詳細な記録を残しておくことは、あたりまえの大前提である。

にもかかわらず、政府がこれに消極的なのは、いまの政権の延命のためならば、国民の命など二の次という、自分のこと、目先のことしか考えていないということをはっきりと示している。

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
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