中村宣言

       <2011年9月24日、「大逆事件サミット」において発表>
              
                    中村宣言

 大逆事件は第2世紀を迎える。この時にあたり、私達は幸徳秋水の生誕地である四万十市中村に集い、全国各地において展開されてきた、犠牲者達の名誉回復と顕彰活動の成果を継承し、新しい世紀の人権回復の運動を築き上げていくことを確認したい。

そのための連絡組織として、本日ここに、「大逆事件の犠牲者達の人権回復を求める全国連絡会議」(以下、「連絡会」と表記する)を結成する。

 大逆事件においては、26被告のみならず、その家族に対しても筆舌に尽くしがたい人権弾圧が行なわれた。それらの人々に対する人権回復を求めることは国民としての義務でもある。また、大逆事件は国家による犯罪であり、その年は韓国併合、アジア侵略の歴史と重なっていることを記憶に留めておく必要がある。

事件当時、日本国内においては、厳しい報道管制が行なわれ、事件の真実は語られることなく闇の中に葬られた。しかし、国外においては、ニューヨークをはじめとして、ロンドン、パリ、ベルリン、ローマ等において、公正な裁判を求める声があげられ、思想弾圧に対する抗議運動が行なわれたことも忘れてはならない。

 戦後、多くの人達により、大逆事件の解明がなされてきた。また、判決から50年を経て、再審請求の訴えもなされた。連絡会はこれらの先人たちの栄位に敬意を払うと同時に、いまだ不十分な人権回復が行なわれていない現状を打破していきたいと考えている。

人権弾圧の無い世界を求めて、連絡会は国内各地における名誉回復と顕彰運動についての情報を共有し、協力関係を築いていきたい。

 以上を宣言する。

2011年9月24日

大逆事件サミット
幸徳秋水刑死百周年記念事業実行委員会
委員長 田 中 全

<参加者>
大逆事件の真実を明らかにする会
幸徳秋水を顕彰する会
大逆事件の犠牲者を顕彰する会
森近運平を語る会
「大逆事件」再審検討会
石川啄木国際学会
熊本近代史研究会
京都丹波岩崎革也研究会
堺利彦・葉山嘉樹・鶴田知也の三人の偉業を顕彰する会
真宗大谷派 泉恵機
ほか個人多数


                 

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Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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