市長のメッセージ

 きょうで市長を退任してから1年になる。在任わずか4年間であったので、初めて取り組んだ事業等については、着手したばかりで、いまになって軌道に乗ってきているものが多い。特に、ハード事業については、地震津波対策や武道館、支所改築、道の駅開設等、順調に進んでいるようであり、心強く思っている。

私は地元に帰りやりたいことがたくさんあったので、プライベートな時間はほとんどなかった。いまになって、やっとじっくりと地元を回れ、人とものんびりと話ができるようになった。以前から行きたかった県内外への旅にも出かけている。サラリーマン時代を含め、自由に使える時間のありがたさを、身にしみて感じている。

新しい市政については当然関心をもっている。
一市民になると、これまで見えなかった市政の課題や問題点、反省点などが見えてくるものだ。

いまの市長には、しっかりとしたかじ取りをお願いしたい。公約については、私と共通するものも多く(市民病院夜間救急復活など)、大いに期待している。だからこそ、個々の取り組み等について疑問に思うことは、私の意見を何度か申し上げてきた。(11/17、3/8、3/27)

そこで、気になる重要なことがある。
個々の取り組みに対して意見や考え方に違いがでてくることは当然のこと。それは仕方のないことである。

ここで言いたいのは「市長のメッセージ」がみえないということ。

メッセージには2つあると思う。市民向けと、外向けと。
市長は会社で言えば代表権をもった社長である。社の内外に向かって、常に社の方針や課題等について、メッセージを発しなければならない。自分の言葉で言わなければならない。でないと、社員もまわりも不安になる。

市民向けのメッセージとして最も重要なのが「広報誌」である。
本市でも「広報四万十」が毎月、全世帯に配布されている。

「広報四万十」には、私の前の市長の代に始めた市長が書くコーナー(欄)があった。前市長は「市長室こぼれ話」、私は「市長談話室」とし、毎月、市政の重い課題から軽い話題まで、幅広く、いろんなことを書いていた。

多くの市民もこれを読んでおり、いろんなご意見をいただき、それが市政運営に役立っていた。しかし、この1年間、この欄は消えたままである。

外向けのメッセージとしては、市の公式ホームページ(HP)がある。
いまのインターネットの時代、世界につながる情報ネットワークとして重要であるので、私はこれを拡充した。たくさんの「窓」を設けて、観光など、市のいろんな情報を発信するようにした。

その「窓」の一つに「市長室へようこそ」がある。市長からのメッセージを載せるようにした。1.ごあいさつ、2.市長プロフィール、3.市長メッセージ、4.市長談話室、5.施政方針、とした。

この「窓」はそのまま残っている。しかし、中身がないまま、1年たった。
いま載せられているのは、市長プロフィールと施政方針、だけ。

施政方針は、市議会での発言(市長説明要旨)であり、市HPの市議会の「窓」にも載っている同じものを転載している。つまり、いまオリジナルの情報としては市長プロフィールだけで、あいさつすら載せていない。

市民病院のHPにも、病院経営責任者は開設者(市長)であるので、「開設者(四万十市長)からのメッセージ」欄をつくった。しかし、この1年間、更新されないまま。
市長はここにきて市民病院について議会等で発言をされているので、自らの考えをこの欄にも載せなければならないと思う。

市長は「夢とビジョンのある四万十市」を、強く訴えていたはずである。

ぜひ、その「夢とビジョン」を、市民に、そして世界に、自分の言葉でドンドン発信してほしい。みんな、それを待っている。

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プロフィール

Author:田中全(ぜん)
高知県四万十市(旧中村市)在住。
幡多と中村が自慢のおんちゃん。

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